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【断れない性格を治したい】NOと言えない優しい人が損する理由と、人間関係を壊さない伝え方

【断れない性格を治したい】NOと言えない優しい人が損する理由と、人間関係を壊さない伝え方

どうも。巷では天才心理カウンセラーと呼ばれています、大介と申します。…ええ、まあ、そう呼んでいるのは今のところ僕自身と、僕のカウンセリングの唯一のクライアントである、僕の兄だけなんですが。

その僕の兄、一言で言うと「歩く、生きた、ピュアすぎるアホ」です。彼の善良さは、もはや天然記念物レベル。道端の石ころにすら「ごめんね」と謝ってからまたぐような男です。

そんな彼が、フリーランスのデザイナーとして独立したのですが、先日、その「優しすぎる性格」が原因で、壮大に、そして見事にキャリアを爆死させかけるという事件が起きました。

クライアントに嫌われたくない一心で、全ての要求に「はい!喜んで!」と答え続けた結果、彼が得たものは……お察しの通り、感謝ではなく、無慈悲な契約解除通知でした。

「あぁ、お兄さん可哀想に。でも、自分はそこまでじゃないかな」

もし、あなたがそう思ったなら、危険信号です。兄がハマった「断れない性格の罠」は、あなたが思っているよりもずっと根深く、あなたの日常に静かに、しかし確実に蔓延しています。

  • 上司からの無茶振りに、笑顔で「やります!」と答えて深夜残業…
  • 友人の乗り気でない誘いを、「いいよ!」と承諾して休日を無駄に…
  • 本当は違うと思っても、反論できずに話を合わせてしまう…

心当たり、ありませんか?
なぜ、私たち「優しい人」は、いつも損な役回りを引き受けてしまうのか。そして、どうすれば人間関係を壊さずに、自分の心を守ることができるのか。

今日はその答えの”入り口”まで、あなたをご案内します。この記事を読み終わる頃には、巷でよく言われる「嫌われる勇気」なんていう根性論は一切不要であることに、あなたは気づくはずです。

目次

なぜ「いい人」ほど損をするのか? 兄の失敗に学ぶ、断れない人の末路

他人の要求ばかりを優先し、自分の夢がホコリをかぶっている「いい人」のシュールなイラスト

僕の兄が陥った悲劇を、もう少しだけ詳しくお話しさせてください。これは、決して対岸の火事ではありません。

クライアントの言うことは、ぜったい!

フリーランスになった兄は、ある企業のロゴデザインを受注しました。しかし、そのクライアントはアイデアの泉。毎日、滝のように修正指示が送られてきます。

「やっぱりロゴは、情熱的な冷たい青でお願いします!」

(哲学かな?)

「急で申し訳ないんですが、モチーフを犬から翼の生えたカピバラに変更で!」

(神話が生まれる瞬間かな?)

常識的に考えれば、「コンセプトがぶれるので、一度方向性を固めませんか?」と提案すべき場面。しかし、兄の思考回路はこうです。

「クライアントの言うことにNoと言うなんて、プロとして失格だ。嫌われてしまう…!」

彼は、恐怖に突き動かされるように、全ての要求に笑顔で「はい!」と答え続けました。その結果、睡眠時間を削り、休日を返上し、心と体をすり減らしていったのです。

「期待」が「失望」に変わる瞬間

しかし、皮肉なことに、兄が身を粉にして「YES」を言い続けた結果、待っていたのは「ありがとう!」という言葉ではありませんでした。度重なる修正で疲弊し、思考力は低下。成果物のクオリティは下がり、レスポンスも遅くなっていきました。

そして、ついにクライアントからこう告げられます。

「最近、ちょっとパフォーマンスが落ちていませんか? 申し訳ないですが、今回の契約は…」

嫌われたくない一心で言いなりになった結果、プロとしての信頼を失い、最も恐れていた「嫌われる」という結末を迎えたのです。これは、ただの笑い話ではありません。「断れない」という性格が引き起こす、必然の悲劇なのです。

あなたの脳を縛る呪いの正体「NO = 攻撃」という大いなる勘違い

「NO」と言うことを、脳内で犯罪のように扱ってしまっている様子のシュールなイラスト

なぜ、私たちはこれほどまでに「断る」という行為を恐れてしまうのでしょうか?それは、私たちの脳に、幼い頃から刷り込まれた「致命的なバグ」が存在するからです。

そのバグとは、「断る(NOと言う)こと = 相手への攻撃であり、人格否定である」という、恐ろしい思い込みです。

頼みごとをされた時、私たちの頭の中では、瞬時にこんな思考が展開されます。

  1. 相手は、私を信頼して頼ってきてくれた。(期待)
  2. ここで断ったら、その信頼を裏切り、相手をがっかりさせることになる。(恐怖)
  3. がっかりさせたら、きっと私のことが嫌いになるだろう。(絶望)
  4. 嫌われたくない! だから、無理をしてでも引き受けなければ…!

この思考回路は、あまりにも自動的で、強力です。しかし、よく考えてみてください。本当にそうでしょうか? あなたが友人に「今度の週末、引っ越しの手伝いお願いできない?」と頼んで、もし「ごめん、その日は先約があって…」と断られたら、あなたはその友人のことを「なんて奴だ!もう絶交だ!」と思いますか?

思わないですよね。「そっか、残念。じゃあ別の人に頼んでみるよ」で終わりのはずです。

つまり、「他人は、あなたが思うほど、あなたからの「NO」を深刻に受け止めてはいない」のです。深刻に受け止め、一大事件のように扱っているのは、他ならぬあなた自身の脳だけなのです。

根性論は捨てよ。「断る技術」という名の武器

「勇気」という根性論ではなく、「技術」というスマートな解決策を選ぶ様子を描いたシュールなイラスト

「断れないのは、あなたに嫌われる勇気が足りないからだ!」

世の中には、こんな体育会系の精神論が溢れています。しかし、生まれつき争いごとが苦手で、他人の顔色をうかがってしまう繊細なあなたが、いきなりそんなマッチョな思想を身につけるのは不可能です。やろうとすれば、自己肯定感をさらに下げるだけでしょう。

僕が兄に、そしてあなたに提案したいのは、そんな根性論ではありません。もっとスマートで、知的で、そして何よりあなた本来の「優しさ」を活かせる「技術(スキル)」です。

その核心となる考え方は非常にシンプル。それは、「NO」を「NO」と言わずに伝える、ということです。

相手の要求を、頭ごなしに「できません!」と壁のように突っぱねるから、角が立つのです。そうではなく、一旦「YES」という橋を架けて相手を受け入れ、その上で「AND」という新しい道を指し示す。

僕のnoteの記事では、この悪魔的とも言える話法「YES, AND」について、具体的な会話例を交えながら、明日から誰でも使えるレベルまで徹底的に解説しています。

上司、クライアント、友人、家族…あらゆる人間関係に応用可能な、この魔法のコミュニケーション術の”さわり”だけでも、知りたくはありませんか?

「断れない自分」を卒業し、「主導権を握る自分」へ

古い自分に別れを告げ、自信を持って新しい一歩を踏み出す様子のシュールなイラスト

ここまで読んでくださったあなたは、少なくとも「断れない」という悩みが、ただの性格の問題や根性の問題ではない、ということに気づき始めたはずです。それは、思考の「癖」とコミュニケーションの「技術」の問題なのです。そして、癖は治せます。技術は、学べます。

あなたが断れないのは、あなたが「優しい」からです。それは、何よりも素晴らしい才能です。問題なのは、その優しさを、自分自身に向けてあげられていないことだけ。

僕が運営しているnoteでは、この「断れない」という呪いを解き放つための、より体系的で、より深い知識を公開しています。

>>天才カウンセラー大介の、アホと学ぶ「コミュ力の正体」【note】

今回お話しした内容は、壮大な物語の、ほんの序章に過ぎません。

無料記事で読めること
  • 僕のアホな兄の失敗談、完全版
  • なぜ「断る自分」を無意識に正当化してしまうのか?「認知的不協和」という脳の罠
  • 相手を傷つけず、主導権を握り返す悪魔的話法「YES, AND」の具体的な使い方
有料記事で、さらに深く学べること
  • なぜ、あなたの優しさは搾取されてしまうのか?コミュニケーションの3つのタイプ
  • 「断ること=誠実さの証」であると、マインドセットを根底から書き換える方法
  • 最強の「断り」テンプレート「DESC法」など、プロが使う4つの高度なアサーティブ話法
  • もう二度と人間関係で損をしないための、思考トレーニングと最終チェックリスト

もしあなたが、「もうこれ以上、他人に振り回される人生はごめんだ」「小手先のテクニックではなく、自分の心に一本の『軸』を通したい」と本気で願うなら。まずは、この話の完全版である無料記事だけでも、覗いてみてください。

世界の見え方が、今日この瞬間から変わるかもしれません。あなたのその「優しさ」が、搾取の対象ではなく、最強の武器になる未来の入り口で、僕はお待ちしています。

>>『【断れない性格を卒業】うちのアホな兄が「NO」と言えずに爆死した話と、優しい人が損しないための悪魔的話法』をnoteで読む

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