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ビジネス・キャリア【イレブン診断】 / あなたの“指導者or実務者”タイプ判定|チームでどう機能する?

あなたの“指導者or実務者”タイプ判定|チームでどう機能する?

マネージャーかスペシャリストか。その二元論では語れないあなただけの貢献スタイルが存在します。日常業務への反応からあなたの思考OSを11タイプに分析。指導者と実務者のグラデーションから理想的なキャリアパスとチームでの輝き方を解き明かします。


キャリアを考える上で多くの人が直面する根源的な問い、それが「指導者(マネージャー)と実務者(スペシャリスト)、自分はどちらに向いているのか?」という問いです。しかし人の能力や志向は、そのように単純に二分できるものではありません。両者の間には無数のグラデーションが存在し、人によってその最適なバランスポイントは大きく異なります。

あなたが日々の業務の中で無意識のうちにどのような役割を担い、どのような貢献の仕方に喜びを感じるのか。その深層心理に眠る「貢献スタイル」こそがあなたのキャリアの方向性を決定づける最も重要な羅針盤です。この診断はあなたの思考のOSを解明し、あなたがチームという生態系の中でどのようなユニークな「機能」を果たす存在なのかを客観的な視点から明らかにします。

目次

この「指導者or実務者」診断でわかること

この診断では5つの仕事に関するシチュエーションへの反応を通じて、あなたの「チームへの貢献スタイル」を分析します。あなたの思考はチーム全体を俯瞰し未来の方向性を示す「俯瞰的・戦略的貢献」を志向するのか、それとも目の前のタスクに集中し具体的な成果物を生み出す「具体的・執行的貢献」を志向するのか。その傾向を0点から10点までの11段階のグラデーションで精緻に測定します。

あなたのスコアに応じてその特性を11のユニークな「貢献タイプ」に分類し、それぞれの詳細な解説を提供します。あなたが無意識のうちにどのような思考特性を持ち、どのような「強み」と「課題」を抱えているのか。そしてその特性を最大限に活かせる「理想の職場環境」や具体的な「キャリア戦略」まで。マネージャーかスペシャリストかという単純な二元論を超えた、あなただけの納得感あるキャリアパスを描くための実践的な洞察がここにあります。

11タイプの貢献スタイル

  • スコア0: 【大局観のグランドマスター】 - 日々の実務を超越し、組織の未来の地図を描く。
  • スコア1: 【戦略を描く軍師】 - 戦いの全体像を把握し、勝利への最適ルートを導き出す。
  • スコア2: 【才能を開花させる育成家】 - メンバーの可能性を見出し、その成長に貢献する。
  • スコア3: 【士気を高める鼓舞者】 - 情熱的なエネルギーで、チームの精神的な支柱となる。
  • スコア4: 【円滑に進める指揮官】 - 人とプロセスを管理し、プロジェクトを現実的にゴールへ導く。
  • スコア5: 【現場を率いるリーダー】 - 自らも最前線で戦いながら、チームを率いる、指導と実務のハイブリッド。
  • スコア6: 【技術を継承する指導役】 - チームを率いるより、後進に具体的な技術を継承することに喜びを見出す。
  • スコア7: 【背中で語るエースプレイヤー】 - 圧倒的な個人の成果で、チームの基準を引き上げる。
  • スコア8: 【任務を遂行する専門家】 - 与えられた専門領域で、常に期待以上の成果を出す。
  • スコア9: 【一点集中の仕事人】 - 外界を遮断し、目の前の、一つのタスクに深く没入する。
  • スコア10: 【純粋な実行者】 - 指示されたタスクを、ただ、忠実に、完璧にこなす。

なぜ「自分の貢献スタイル」を知ることがキャリアの成功に繋がるのか?

多くの企業ではキャリアパスというと、プレイヤーからマネージャーへという単線的なルートしか用意されていないことがあります。その結果、優れた実務者(スペシャリスト)であった人が本人の意に反して管理職になり、プレイヤーとしての輝きもマネージャーとしての適性も両方失ってしまうという悲劇が後を絶ちません。これは個人の不幸であると同時に組織にとっても大きな損失です。

自分の本来の「貢献スタイル」を深く客観的に理解することは、こうしたキャリアのミスマッチを防ぐための最も有効な手段です。自分が人を「育てる」ことに喜びを感じる【育成家】タイプであると知っていれば、自信を持ってマネジメントの道を目指すことができます。逆に人を管理するよりも自分の「技術」をどこまでも深めることに至上の喜びを感じる【独立専門職人】タイプであると自覚していれば、無理に管理職を目指す必要はないのです。その道で第一人者になることこそがあなたにとっての成功なのですから。

またこの自己理解は現在のチーム内での自分の立ち振る舞いを最適化するためにも役立ちます。自分が戦略を描く【軍師】タイプであると認識していれば、無理に現場の細かな実務に首を突っ込むのではなく一歩引いた位置からチーム全体に貢献するという、より効果的な関わり方を選択できるでしょう。自分の機能を知ること。それこそがチームという複雑な生態系の中で最も賢くそして幸せに生きるための鍵なのです。

まとめ

指導者か、実務者か。その問いはどちらが優れているかという問いでは決してありません。それはあなたの魂がどのような形で他者や社会に貢献したいと願っているのかという、極めて個人的でそして尊い問いなのです。

この診断がその内なる声に耳を澄まし、あなただけのユニークな貢献の形を見つけ出す一助となることを心から願っています。あなたが最もあなたらしく輝ける持ち場は必ず存在します。その場所で自分の役割を全うすること。それ以上に充実したキャリアはないのですから。

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